花粉症症状を悪化させる黄砂やPM2.5
- 2023.02.27
■黄砂とは?
黄砂とは中国大陸の砂漠地帯から強い風によって巻き上げられた細かな砂やチリが風に乗って運ばれ、それらが落下する現象のことを言います。
日本では風向きの関係から春に黄砂が観測されやすく、ひどい場合には煙っているように見えることもあります。
■PM2.5とは?
PM2.5とは主に焼却炉からの煙や車、船、飛行機などからの排気ガス、工場から排出されるガスなど大気汚染物質です。2.5という名称はこの物質が2.5μm以下の大きさのものであることからついています。
PM2.5は非常に小さい粒子なので吸い込むと肺まで入り込む危険性があります。
■アレルギー性鼻炎のような症状
黄砂にはアレルギーを誘発する物質が含まれることからアレルギー症状をさらに重くさせることがあります。黄砂やPM2.5は花粉よりもさらに細かい粒子であるため吸い込むと肺まで到達し、ひどい場合は呼吸器系や心血管系に影響があると言われています。
花粉症の対策をしていて、花粉が少ないと言われている日にも関わらず症状が重い場合は、黄砂やPM2.5が多く飛散していることが影響している可能性があります。
■対策方法
対策としては花粉症対策と同様で
・24時間換気をやめて窓の開け閉めを最小限にする
・空気清浄機の使用
・マスクの着用(ただし花粉よりも粒子が細かく防ぎきれないことがある)
・帽子やメガネの着用
・手洗いうがい洗顔
・家に入る前に服に付着した黄砂やPM2.5をたたき落とす
などです。
くしゃみ鼻水などのアレルギー症状にとどまらず、咳や息苦しさなどの症状が出たり、喘息を持っている方は悪化することもあるため注意が必要です。
お困りの症状あればご相談ください。