気象データ記録しています

  • 2024.04.17
総合気象観測装置

 当院の気象病外来で使用している気象データは当院の近くで気象観測機器を用いて独自にデータを取っているものを使っています。天気などは気象庁の記録を使っておりますが、気圧、気温、湿度、降水量、風向、風速は独自で測定しています。風向、風速、降水量は本来、建物の壁から離さなければいけないなど測呈測定するときに厳しい条件が定められているので参考程度となりますが、気象病で最も関係する気圧はリアルタイムで測定できます。前面に小さなソーラーパネルがついていて電源いらず!環境にも優しい機械です  この観...

寒暖差による体調不良

  • 2024.02.26

 春や秋の季節の変わり目には朝晩と昼間の気温差が大きくなります。また、日によって暖かい日や寒い日が定期的に訪れます。春先は3日間寒くてその後4日間暖かい日が来るという「三寒四温」という言葉で表されます。その他、真夏や真冬には室内と外の気温差も大きくなります。 体がこの気温変化についていけずに自律神経が乱れてしまい、くしゃみ、鼻水、鼻づまり、めまい、頭痛、首や肩こり、だるさ、冷え、胃腸障害、イライラ、不安などの様々な症状が出ることがあります。「寒暖差アレルギー」という言葉をテレビなどで聞くことが...

気象病外来をめざましテレビで取り上げていただきました!

  • 2024.01.10

■めざましテレビに院長が出演しました2023年10月11日と12月6日に放送のめざましテレビに院長が出演し、当院が実施している気象病外来について取り上げていただきました。気象病外来とは?についてはこちらをご覧ください。 ■出演内容寒くなったり暑くなったり、気候の変化に対して体がついていかず、季節の変わり目は誰でも体調を崩しがちです。特に秋は寒暖差で低気圧になりやすく、かつ台風も多い時期であるため気象病になりやすいシーズンです。気象病と感じている方は気圧の変化に注視し、備えることも重要です...

台風と体調不良

  • 2023.09.25

台風の多い時期になってきました。9月は太平洋高気圧が勢力を弱めてくるので関東付近に台風が接近してくることが多くなってきます。当院の気象病外来を受診する患者さんの中でも台風による体調不良を訴える患者さんは大変多いです。 実際、当院の気象病外来開設のきっかけは20年ほど前の院長の家族の「太平洋に台風ができると体調が悪くなるのよ」という言葉でした。 当時は気象病というのは日本では全く認識されておらず、院長も「聞いたことないし、そんな遠方の影響を受けるとは考えにくいけどな」と思っていました。...

花粉症症状を悪化させる黄砂やPM2.5

  • 2023.02.27

■黄砂とは? 黄砂とは中国大陸の砂漠地帯から強い風によって巻き上げられた細かな砂やチリが風に乗って運ばれ、それらが落下する現象のことを言います。 日本では風向きの関係から春に黄砂が観測されやすく、ひどい場合には煙っているように見えることもあります。 ■PM2.5とは? PM2.5とは主に焼却炉からの煙や車、船、飛行機などからの排気ガス、工場から排出されるガスなど大気汚染物質です。2.5という名称はこの物質が2.5μm以下の大きさのものであることからついています。...