お子様のくしゃみ、鼻水、風邪症状
- 2023.01.24
■この症状小児科?耳鼻科?
「熱は下がったけど鼻水が全然止まらない」
「小児科でもらった薬を継続して飲んでいるけど症状が治まらない」
「まだ熱はないけど咳や鼻水がある…ひどくなる前に受診させたい」
など、様々なお子様のくしゃみ、鼻水、風邪症状に対して小児科か耳鼻科かどちらを受診させるべきか悩む親御さんも多いのではないでしょうか?当院でも多くご質問をいただく内容です。
■大きな判断基準は発熱
38.5℃を超える熱があるかどうかが一種の判断基準になります。熱がある上にぐったりする様子があれば小児科がおすすめです。ただし、熱はあるが比較的元気という場合は中耳炎等の可能性も考えられるため一度耳鼻咽喉科を受診いただくことがおすすめです。
■小児科も耳鼻咽喉科も両方受診する選択肢も
上記に簡単な基準を書きましたが、お子様の容態は変わりやすく、判断に悩むことも多いでしょう。小児科受診後、処置のために耳鼻科を受診し鼻水を吸ったり、ネブライザー治療を行ったり、処置のみの希望で来院いただくことは全く問題ありません。
同時に耳の中を確認することで、中耳炎であれば早めに対応できますし、中耳炎の心配がないとわかるだけでも安心が生まれると思います。
風邪の場合はお薬は補助的な役割であるため、何よりもしっかり睡眠をとって水分補給し、お子様の免疫力を上げることが重要です。鼻が詰まるとよく眠れない悪循環になることもしばしばですので、耳鼻咽喉科でしっかりと鼻吸引をしていただくことも回復への近道になります。
■風邪かと思っていたらアレルギー性鼻炎ということも
風邪薬を飲んでいるがなかなか鼻水が止まらない場合、実はアレルギー性鼻炎も併発しているということがあります。症状が改善しない場合はアレルギー検査を行ってみることもおすすめです。
お子様の症状について詳しくはこちらもご覧ください。