レーザー治療の効果と特徴
慢性的な鼻づまりにてお悩みの方は、レーザー治療もお勧めします。
アレルギー性鼻炎(花粉症等)は、花粉やほこり、菌などが、鼻の中のヒダ部分に付着し、過剰に反応して炎症を起こすものです。
アレルギー性鼻炎のレーザー治療は、鼻の粘膜をレーザーで凝固・変性させ、アレルギーへの過剰反応を抑える治療法です。
また、レーザー治療は保険対応可能です。
※レーザー治療を希望される方には、治療についてよくご説明して、納得いただいた上で治療を始めます。
疑問点については、遠慮なくお問い合わせください。
レーザー治療に適した時期
スギ花粉症の方は、花粉が飛散するシーズンが始まる前の6月から1月下旬までが治療開始のおすすめ時期です。
通年性アレルギー性鼻炎の方については、治療開始の時期を問いませんが、スギ花粉の時期に鼻炎症状が強くなる方が多く、花粉飛散期の治療は避けています。
レーザー治療は完璧にアレルギーを除去できる治療法ではありません。
鼻づまりに対しては9割以上の方、鼻水やくしゃみに関しては半数以上の方に症状の改善が期待できます。
効果判定を1~2ヶ月後に行い、効果の乏しい方には、再治療をおすすめします。
レーザー治療は、「鼻づまり」に対して高い効果がありますが、鼻水やくしゃみは続くことがあります。
レーザー治療方法
- レーザー治療は日帰りにて行います。
- 花粉症に対する治療の場合、原則的に季節前に照射を行います。
- 花粉飛散期の照射は1回の治療にて強めに行います。
- 鼻に表面麻酔を行います。
- レーザー手術は、治療後の痛みや出血が少ないのが特徴です。
- お子様でレーザー治療が可能な場合もあります
- 処置後の副反応として一時的に鼻汁、鼻閉が悪化します。
- 治療効果は永続的ではありませんが、再施行によって効果が戻ることが多く、複数回に分けて照射することで長期的効果を得られます。
レーザー治療所要時間
レーザー治療所要時間は、1回の治療は、麻酔の待ち時間を含めてトータルで1時間ほどです。
前処理として麻酔薬を染め込ませたガーゼを鼻に入れて20~30分待ちます。
レーザー照射にかかる時間は、15分程度で、術後は5~10分ほど様子をみます。